不妊症

不妊症

「そろそろ子供が欲しい・・・・・・でもなかなか妊娠しない」という長い間、子供に恵まれない状態のことを不妊症と呼びます。この“長い間”の目安ですが大体2〜3年以上と考えればよいでしょう。夫婦共に健康体であれば避妊を行っていない限り1年以内に妊娠するケースが8割、2〜3年以内に妊娠するケースが9割といわれています。不妊症はきちんとした形状を取る病気ではありません。また、病気という言い方にもなにか問題があるようにも感じます。しかし生命体の成り立ちから男女の間に子供ができて家庭を築くことが一般的である以上、子供が欲しいと望んでも恵まれないと言うことはやはり病気の一種として数えなくてはいけないのかも知れません。不妊症の原因や治療にはさまざまあり、効果も個人差があるため決定的にきく治療がないというところが実状です。


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不妊症の種類について

入籍し夫婦となった男女が今まで一度も妊娠したことがない不妊症を原発性不妊症や一次不妊症と呼びます。以前に妊娠の経験があるもしくは子供を出産したことがあるが、そのあと不妊症になることを続発性不妊症や二次不妊症と呼びます。


不妊症の原因について

妊娠をするためには精巣で精子が、卵巣で卵子が異常なく作り出され正常に受精する力を有している必要があります。また、精子と卵子が合体するために通る通路(女性の内性器である子宮や卵管)がきちんと機能しており、通過できる環境が整っていることが条件となります。したがってこれら妊娠に必要な要素のひとつでもなんらかの異常が見られると不妊症になると言えます。具体的に、不妊症の原因には男性が原因、女性が原因とそれぞれがあり、あるいは両方に原因がある場合もあります。

男性が原因の不妊症

健康体の男性が1回で射出する精液の量は平均で3mlであり、1mlのなかに含まれている精子の数は6千万〜1億2千万にも及びます。このなかの8割以上の精子は運動しています。男性の場合、多くは精子になんらかの問題を含んでいることが主になります。

精子減少症による不妊症

精液の射出量が0.5ml以下の場合や1mlに含まれている精子の量が4千万以下の場合を精子減少症と呼びます。一般的に妊娠させることが困難と言えます。

無精子症による不妊症

精子の中に全然精子が含まれていない事を無精子症と言います。精子がないため妊娠させることができません。

精子無力症による不妊症

精子が全く運動しない、もしくは殆ど動くことがない状態を静止無力症と呼びます。

これらの症状の要因について

精子減少症および無精子症は男性性器の病気あるいは高熱が継続する病気にかかっているときに起きる場合が多いです。精子無力症については、心身における疲労やビタミンといった栄養素の不足、または肝機能に異常が見られるなどが原因となる場合が多いです。

女性が原因の不妊症

女性が原因で不妊症になるケースは卵管もしくは排卵に異常が見られたときになります。

卵管の通過障害による不妊症

卵管の通過障害を卵管閉塞症と呼びます。妊娠における卵管の役割は、精子と卵子が出会い合体する場(受精)であり、受精卵を子宮に運ぶための大事な通路となります。細菌の感染により卵管炎が生じると卵管が塞がれてしまい妊娠ができなくなってしまいます。卵管の通過障害は女性の不妊症の原因として大変多いものです。

排卵障害による不妊症

卵巣がきちんと機能しないと排卵が正常に行われなくなり無排卵となってしまいます。こうなると妊娠ができなくなります。毎月の月経がある方は通常排卵があると考えられますが、なかには月経があっても排卵がないという無排卵性月経というものがあります。また、女性ホルモンが正常に分泌されていなければ子宮内膜がきちんと成長せず、受精ができたとしても受精卵が子宮に達することが出来ず妊娠が行われません。


不妊症の検査

不妊症の検査は産婦人科で行われることが一般的ですが、不妊症の原因の半分は男性にあるといわれています。したがって、泌尿器科に行き夫の検査を受ける必要もあります。不妊症かな、と思ったときはまず女性が産婦人科で診察を受け異常が見られなければ、男性が泌尿器科で診察を受けるのが一般的です。


不妊症の治療

不妊症の原因を検査により判明したら障害や異常に適した治療を行う必要があります。

精子減少症と無精子症による不妊症治療

精子減少症や無精子症は精子をつくる精巣の機能低下が原因であるため、精巣機能を再び活発化させるためのホルモン療法が行われます。また炎症による精管がつまるようなことになると外科的治療を行う必要が出てきます。

排卵障害による不妊症治療

卵子が正常に作り出されないなどの障害を引き起こす排卵障害には障害の種類に個人差がありさまざまありますが、主にホルモン療法がメインとなります。不妊症の原因の内、この排卵障害がもっとも治療成績が良く、妊娠する可能性が高くなるようです。

卵管閉塞症による不妊症治療

卵管がつまってしまい妊娠できないこの症状は、卵管に水を通すなどし、水圧でつまっている異物などを押し出してやります。それでも詰まっているものがとれないのでしたら、手術による切開が行われます。

人工授精による不妊治療

人工的に精子と卵子を受精させます。人工授精には夫以外の精子を用いる場合と、夫の精子を用いる場合の2種類があります。夫が重度の精巣障害などを持っておりそれでも子供が欲しいときなどに、夫以外の精子を妻の卵管内に入れて受精させます。

体外受精による不妊症治療

妻の腹部を切開し卵子を取り出します。そして夫の精液を用意し受精させ、受精卵を妻の子宮内に入れて妊娠させるものです。治療が不可能な卵管閉塞症に対して行われます。


不妊症体験記と掲示板について

不妊症で悩む夫婦は全国に数多くおります。しかし身近では不妊症に悩む方を見かけることは少ないという方もいると思います。夫婦だけでこの問題を抱えてしまうとネガティブ思考に陥ることもしばしばあります。そこで使用をオススメするのがインターネットです。ネットワークを利用し全国で同じ悩みを抱えている方たちの体験記や掲示板を通し、交流を深めることで、お互いの情報を交換する、もしくは同じ悩みを共有しているという安心感を得る、ということが出来るでしょう。そのような交流の場はインターネット上では多くあります。検索サイトで「不妊症 体験記」や「不妊症 掲示板」で探してみてください。さまざまな体験記、相談や回答などを知ることが出来ますよ。


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