過眠症

過眠症(ナルコレプシー)について紹介!

別名「居眠り病」とも呼ばれ睡眠不足云々に全く関係なく
日中どんな状況・場所であっても強い眠気を誘う睡眠障害の一種。
10代で多く見られ、病気ではないと考えて診断しない人も多いです。
人口の600人に1人程度の割合で発症するので、確率的には少なくはありません。
しかし、まだ一般的には知名度が低く専門医が少ない事から
正しい治療や診断を受けられない患者さんも多いです。


周りから見ると居眠りしているだけにしか見えない事から、周りの理解を得るのが難しく患者に対して精神的・肉体的に大きな負担が掛かります。 仕事中に激しい眠気を誘うのは仕事に支障をきたすだけでなく、それ以上に歩行中や運転中にも起きる可能性があるので、状況によってはかなり危険な病気と言えます。

過眠症の症状

過眠症に掛かると、次の様な状態が見られる事があります。

激しい眠気

何年にも渡って、毎日の様に日中になると反復して起こる激しい眠気が大きな特徴です。 通常の人では全く眠くならない状態、運転中、作業中、如何なる状況でも起こります。 10〜20分程度眠るとスッキリした状態になり、1時間以上眠る事は殆どありません。 症状が進むと、気づかない内に短い間眠ってしまう事も少なくありません。 普通に会話や仕事をしていても、その間の記憶が全部飛んでいる「自動症」が見られるケースもあります。

脱力発作

ふとした拍子(笑ったり驚いた時)に急に力が抜ける状態。 少し力が抜けてよろける程度の場合もあれば、倒れこんで(呼吸困難まではいかないが)呼吸するのも苦しくなってしまう時もあります。

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入眠時幻覚と睡眠麻痺

寝入りに急にレム睡眠を呼んで現実と夢の区別がつかない状態。 殆どが生々しい悪夢を見る為、毎晩その夢に悩まされる人も多いです。 また、睡眠から覚醒の移行時期に金縛りを起こす「睡眠麻痺」が起きる場合も見られます。
稀にこの両方が同時に起こる時もあります。

熟睡困難(不眠)

夜寝る際に、睡眠と覚醒を繰り返す事で熟睡が出来ない状況。 寝つきは良いものの、殆どが2時間程度で目を覚ましてしまいます。

ナルコレプトイド性格

毎日の様に上記で挙げた症状を繰り返す事で、自信を失ってしまいます。 長期間経つ事で諦めやすく親しみやすい人の良い性格へとなるとされます。 こう言った性格に形成された人をナルコレプトイド性格と呼びます。


過眠症になる原因

発症のメカニズムは完全には解明されていませんが、現在は遺伝性によるオレキシン物質の関与とストレスなどの環境的要因が重なって発症すると考えられています。 オレキシンとは昼食を食べると眠くなる、と言ったメカニズムを起こす神経ペプチドの一種であり、覚醒レベルや摂取行動の制御を行う大切な働きをするものなのです。


過眠症の診察と治療

自分が過眠症なのではないかと思ったら、一刻も早く診断を受けましょう。
今は眠いだけで済んでいるかもしれませんが、大きな事故を引き起こす可能性もあります。
検診は内科では正しい診断をして貰えない可能性が高いので、精神科へ行きましょう。

どうも精神科は入りにくいイメージがあるかもしれません、しかし健康には変えられませんし思い切って入ってみて下さい。
診断を受けたら、毎日の睡眠状況を記載する様にし、医師のアドバイスに応じた生活を送る様に心掛けます。
状況に応じて、抗うつ剤や睡眠誘導剤を処方して貰えますので、正しい使用方法を行いましょう。
マウス実験で、オレキシンを投与する事で改善が見られた例もあり、これを用いた薬が開発されれば治療効果も上がるかもしれないと期待を呼んでいます。


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